能登金剛について
日本海に突き出た能登半島ですが、能登半島国定公園を代表する景観の1つが能登金剛です。約30kmにわたって続く奇岩、奇勝、断崖の迫力ある海岸は、日本海の荒波に浸食されてできた彫刻作品のような美しい景色が楽しめます。
能登金剛の中心にある代表的な存在で、波食によって形成された天然の洞門です。幅6m、高さ15m、奥行き60mにも及ぶ大規模なもので、映画「ゼロの焦点」のロケ地となった見どころ満載のスポットです。
基本情報
名称 | 巌門 |
住所 | 〒925-0345 石川県羽咋郡志賀町富来牛下6 [地図] |
電話番号 | 0767-32-1111(志賀町代表電話) |
公式サイト | しかまち観光ガイド |
駐車場 | 150台 |
アクセス | 車:のと里山海道西山ICより車で約30分 公共:富来牛下バス停から徒歩約5分 |

掲載されている情報や写真については本記事投稿時の情報です。最新の情報は必ずご自身でご確認ください。
行ってみた
巌門までは洞窟を通って歩いていくこともできるし、遊覧船で海から眺めることもできます。今回は歩いて近づいてみました。
巌門マップ


駐車場に車を停めて道路を渡ったら、巌門園地の案内マップがありましたよ。結構、見所が多いんですね。ゆっくりと散策したら2時間くらいは楽しめるのではないでしょうか。
洞窟へ向かいます








舗装されていてしっかりと整備されたルートです。松が生い茂る中をいくと、今度は長い距離の下り階段が待っていました。何だか、この雰囲気はサスペンスドラマのワンシーンに出てきそうな場所ですね^^
洞窟へ入ります




いよいよ洞窟へ入ります。我々の年代だと、洞窟といえば「水曜スペシャル 川口浩 探検シリーズ」を思い出す方が多いのではないでしょうか。短い洞窟なのですが、ちょっとだけ冒険の雰囲気を味わえます。ヘルメットがないので、洞窟内は頭が当たらないように慎重に下りましょう。時々、上から水滴がポチャンと落ちてきますので驚かないようにね^^
洞窟の中の様子


洞窟の中に入ると、ここは涼しくて気持ちがよかったです。真夏でも快適に過ごせそうですよ。出口付近まで海水が流れてくるので、足元には注意して滑って転倒しないように注意してください。ここを抜けると巌門が見える景色がいよいよ登場します。
巌門に到着


右側が通ってきた洞窟で、左側が巌門になります。どちらも日本海の荒波によって、長い時間をかけて造られた洞門なんですね。このビジュアルの美しさに、改めて自然の力の凄さを実感させられます。
鷹の巣岩(たかのすいわ)


鷹の巣岩の高さは50mで塔状の巨岩です。岩の頂部には松が茂っています。名前の由来は、昔々に鷹が巣を作っていたとも、鷹しか降りられないほどの高さがあることからとも云われています。まさに能登の奇岩のひとつですね。
静かな波音


訪れたときの気温は35℃を越える猛暑日でした。腰を下ろして水分を補給しながら、静かな波の音に耳を傾けてリラックスタイムです。丁度いいタイミングで、私以外に観光客がいなかったものですから、しばらくボ~ッとして過ごしましたよ。
遊覧船が近づいてきた




ゆっくり休憩していたら、突然遊覧船が巌門のギリギリまで寄せてきましたよwww。慌ててシャッターを切りました。今回は乗船しませんでしたが、海からの景色もまた違った角度からの造形美を楽しめるんでしょうね。
千畳敷岩(せんじょうじきいわ)


遊覧船乗り場の横にある「千畳敷岩(せんじょうじきいわ)」。海岸の表面が平に浸食されて、岩畳を敷き詰めたような岩盤です。磯遊びもできそうな感じですね^^
幸せのがんもん橋


ちょっと右を見上げると、崖の上に「幸せのがんもん橋」が架かっていますよ。恋のパワースポットなのでしょうかwww。
松本清張の歌碑


能登金剛は、松本清張の小説「ゼロの焦点」の舞台になった場所。松本清張が詠んだ「雲たれてひとりたけれる荒波を恋しと思えり能登の初旅」の歌を刻んだ石碑です。この歌碑は「ゼロの焦点」の小説の影響を受けて、能登金剛に身を投じた女性を哀悼するために建てられました。
おしまいに
今回は、日本海の荒波が生んだ美しい造形物を堪能しました。きっと奥に見える水平線に夕日が沈む時間帯は、ロマンティックな絶景が広がるんでしょうね。次回に訪れるときには、遊覧船と夕焼けを狙ってきたいと思います。能登を代表する観光地はとっても見ごたえのある絶景が広がる素敵なスポットでした。



最後までご覧いただき有難うございました。では、また!!


コメント
コメント一覧 (12件)
陸から海からと見所の多い所ですね!
能登半島行ってみたくなりますよ!
NOBさん
おはようございます。ようこそ!!
能登はドライブに行くには最高だと思います。
ライダーもたくさんいましたよ^^
こんばんは。
海と陸から行ける巌門。
日本海の奇岩、断崖、やはり見てみたくなりますね。
これって、行きは歩き、帰りは船は出来ないものなんでしょうか。
歩きたい、でも同じ道は歩きたくなり我儘です。
スミレさん
こんばんは。
いつもありがとうございます。
日本海の荒波の強烈さを感じ取れる岩の形が印象的でした。猛暑でも涼しく感じる不思議なスポットでもありましたよ。
丁度、洞窟へ向かう階段の降り口付近が遊覧船乗り場との分岐なんです。どちらに下るかの分かれ道www。
たしかに洞窟を出たあたりでも乗船できれば最高なんですけどね~^^
三浦半島にも『荒崎』と言うなの似たようなところがあります。こちらには負けそうですが、その代わり富士山や江ノ島も見えます。
要はどう楽しむかでしょうね。体力が失せて、あまりである気が得意では無くなりつつあります。
おはようございます。いつもありがとうございます。
江の島や富士山が見えるなんて素敵なスポットなんですね。
やはりそこに行ってからの楽しみ方が大切なんですよね^^
こういう洞窟って奥の方になんか祀ってあったりするんですよね・・・。
シーカヤックで行くのも楽しそうです。
まっちゃんさん
こんばんは。
いつもありがとうございます。
洞窟に入るのは、ちょっと恐怖心がありますね。
たしかにシーカヤックは有りだと思います。
波も穏やかな時期ですし、何よりも楽しそうwww。
おはようございます。
遊覧船でこんな場所を周るのはよく聞きますが
綺麗な遊歩道があって洞窟や海の直ぐ側まで行けるなんて!
洞窟からの眺めは異次元の世界ですね。自然が作り出した世界は
ほんとうに不思議で美しい世界ですね。これは見応えありますね~~!
べり~*さん
こんにちは。
いつもありがとうございます。
長い年月をかけて自然が作った岩の造形美は圧巻でした。
能登金剛はこういった海沿いが30キロに亘って続いているんです。
能登の観光には外せない場所ですね^^
いつもわかりやすい構成で、本当に行ってみたような気がしてきます!
体調などにも気をつけて、長く続けてくださいね!
いのたQ さん
こんばんは。
いつもありがとうございます。
能登金剛は夏の終わりの思い出になりましたよ^^
季節の変わり目なので、疲労を残さないようにしないといけませんね。