こんにちは、MIZ(takasho8)です。今回の記事は、前回に引き続き奥穂高岳に行ったときの思い出を振り返っていきたいと思います。山行2日目はキャンプ場を出発して、国内標高第3位の奥穂高岳の山頂を目指して歩きます。

山頂からの美しい絶景は、忘れられない思い出となりました。


- 涸沢から奥穂高岳へのルートや景色
- 奥穂高岳山頂からの景色
2日目のルート
涸沢は美しい自然環境と壮大な景色が広がる場所。日本のアルプスを訪れる登山者や自然愛好者にとって魅力的なスポットです。ぐるりと穂高連峰に囲まれた日本最大規模を誇るカールの底にあります。
奥穂高岳に一番近い山小屋で、主峰の奥穂高岳と涸沢岳の鞍部の白出乗越(コル)に建っています。前穂高岳の北尾根の岩稜線の眺めは最高に素晴しいです。
標高3,190メートルの奥穂高岳は、長野県に位置していて、北アルプスで最も高い山の一つです。富士山、南アルプスの北岳に次ぐ、本邦第3位の高峰で、周囲の美しい自然景観と壮大な山岳地帯で知られています。



2日目は涸沢から奥穂高岳のピストンです。
行ってみた
涸沢カールを巡り穂高連峰の主峰へ出発します。山の大自然と対話し、自然との共感を深めるときが始まる瞬間です。



最高の天気が、この瞬間を特別なものにしてくれました。
モルゲンロート


日の出とともに穂高連峰が赤く染まるモルゲンロート(朝焼け)。涸沢の静寂がこの神秘的な風景と一体化し、心が山々の壮大な美しさに感銘を受けます。


暗闇のカーテンがゆっくりと開かれ、山々の輪郭がゆっくりと浮かび上がる瞬間、涸沢から見る穂高連峰は神秘的な変身を遂げます。



素晴らしいモルゲンロートでした。この景色を見て、早めに出発しました。
涸沢を出発


奥穂高岳へのザイデングラート取付けへは、お花畑を通るパノラマコースを辿ります。



高山植物の開花ピークは過ぎていて、お花畑を巡ることはできませんでしたが、きれいな景色が楽しめました。


高度を徐々に上げて、振り向くと足元には涸沢カールが広がっています。テントや山小屋が小さく見えます。



もはや、自分のテントの確認ができないほど、小さく見えます。


左手にそびえるひときわ大きな前穂高の展望も抜群です。時折、立ち止まって撮影を楽しみながら進んでいきます。



いよいよ、ザイデングラートの取付けです。急登に備えて、休憩をとりました。
ザイテングラート


ここから穂高岳山荘までは、標高差330mあって1時間10分ほどの登りになります。


急な場所では、三点支持で確保しながらクサリを伝い、梯子を使って越えていきます。


「ホタカ小ヤ20分」のペンキ表示からは、傾斜も落ち着きます。尾根の左側の石屑のルートを歩いて、白出のコルに建つ穂高岳山荘に着きます。



ペンキ表示を見ると、元気が出てきます。
穂高岳山荘




穂高岳山荘は、標高2996mに建つ大きな山小屋です。石畳のテラスで一息入れます。



たまには山小屋泊の旅もいいかもしれないですね。リラックスして寛げそうですね。
山頂に向かう


広い穂高岳山荘テラスの端から鎖や梯子が架かる岩場に取り付きます。


眼下に穂高岳山荘の屋根が見えて高度感は抜群です。



このコースの最大の難関なので気を引き締めて登りました。
山頂に到着


山頂のケルンの上に祠が祀られています。


もう一方には方位盤が埋め込まれています。



入山から2日かけて到着。山頂に辿り着く最後の一歩は、言葉では捉えがたいものです。
山頂からの絶景


馬の背状の稜線の先にジャンダルム。


中央が焼岳、その奥に乗鞍岳、さらに奥が御嶽山。


その右側に笠ヶ岳。


さらに右手には槍ヶ岳。


山旅のスタート地点の上高地を望む。
穂高連峰の尾根が空に向かって続き、遠くには他の山々が立ち並び、空と大地が絶え間なく続いていました。一つ一つの山々は、異なる形と色を持ち、その多様性が美しさを一層引き立てていました。



目の前に広がるのは、美しい山々の連なりが果てしなく広がる壮大な風景でした。
山のごちそう


展望を満喫したら穂高岳山荘に戻って、ゆっくり休みます。ご褒美は標高3000メートル、山のカレー!!



いかにも山のカレーといった盛り付けですね。
おしまいに
山頂から見た展望は、生命の奇跡と大自然の美しさを思い起こさせ、深い感動を刻みました。崖錐の斜面やモレーンなどの氷河地形、まだ残る残雪などアルペンムードを満喫しました。この山旅の一瞬一瞬が忘れられない思い出として心に刻まれました。感動と喜びを与えてくれた山々に感謝します。



最後までご覧いただき有難うございました。では、また!!
コメント
コメント一覧 (6件)
おはようございます。
絶景ですね~~!素晴らしいです。
私達一般人には一生見られない景色じゃないですか!
頂上にたどり着いた時の気持ちは感動でしょうね。
それにしても険しい!
おはようございます。コメントをいただきありがとうございます。
岩場が多いので十分に注意しなければならないルートですね。頑張って登り切ったときの爽快感と達成感は忘れられません^^
う~ん凄い景色
やっぱ登山はいいですね!
ちなみに何人かで行かれたんですか・・・
こんばんは。いつもありがとうございます。
やっぱり山はいいですよ。一度、北アルプスへお越しくださいね、お待ちしています!山にはいつも単独で入っています。人気のコースは一人でも周りに誰かいるのでいいのですが、厳しいルートはひとりぼっちの時もあるので、気を付けないといけませんね。
私は燕岳から槍ヶ岳、そして穂高岳へと縦走しましたが
槍ヶ岳までは晴天で、その後は天気が崩れたんです。
北穂から涸沢岳、奥穂、前穂はずーっと雨の中でした。
岳沢まで下ってきて雨が止んでいたので
ホッとした記憶があります。
応援ぽち
こんばんは。いつもありがとうございます。
雨の中で、あの難コースを辿って行かれたんですね。すごい!特に大キレットや、北穂から涸沢の縦走は大変ですよね。今朝の新聞に滝谷で事故があったと記事が載っていました。それも山の一部なんですけど、できたら無事故であってほしいですね。応援ぽち、ありがとうございます。