高岡銅器の歴史


高岡銅器の発祥は江戸時代。加賀藩2代目藩主の前田利長が、慶長16年に現在の金屋町に7人の鋳物師 (いもじ) を招いて開設した鋳物工場から始まったと言われています。それから400年以上経っても金工品づくりが盛んに行われて、今や高岡市は日本の銅器づくりの90%以上を支える町として発展しています。

小学校によくある二宮金次郎像や新年に響く除夜の鐘などの多くは高岡市で作られているんですよ。日本の伝統工芸品として指定されています。
株式会社 能作


能作は大正5年に富山県高岡市で仏具・茶道具・花瓶などから始まって、現在は素材自身の美しさや特性を生かしたインテリア雑貨・テーブルウエア・食器など、デザイン性のある錫製品を作り出しています。



最近は錫製品の人気が上昇しているようですよ。形を自由自在に変えて楽しめたり、抗菌作用が高いなどが注目されているんですね。
詳細データ
名称 | 株式会社 能作 |
住所 | 富山県高岡市オフィスパーク8-1 Googleマップ |
電話番号 | 0766-63-5080 |
営業時間 | 10:00~18:00(カフェLO 17:30) |
休業日 | 年末年始 |
駐車場 | 普通車32台/大型バス2台 |
入場料 | 無料 |
ホームページ | 公式サイト |
その他 | 工場見学や製作体験ができる(見学・体験予約専用 0766-63-0001) |
行ってみた


エントランスには、美術館のようなガラス張りの木型倉庫に多種多様な型が並んでいました。



いや~、大迫力に圧倒されました。こんなにたくさんの型があるんですね。
工場内の見学


工場見学は2階から見下ろす形で、専門のガイドさんが説明をしてくださいます。
錫でお水が美味しくなる


水を注いで飲んでみるとほかの素材の器より美味しく感じました。雑味のない優しい飲み口と冷たい水がさらに冷たく感じる不思議な感覚と体感できます。



たしかに味が優しかったですね。スーッと入っていく感じです。
風鈴の音色が心に響く


真鍮製の風鈴の音色が心地いい。きっと癒し効果もありますね。心身が浄化される感覚でした。



優しい音色に癒されました。
ドラえもんシリーズ


錫100%のドラえもんシリーズは人気商品のようですね。作者の藤子・F・不二雄氏は富山県高岡市出身なんですよ。ツヤツヤのドラえもんの笑顔が可愛らしいです。



因みに藤子不二雄Ⓐ氏は富山県氷見市出身です。
ファクトリーショップ


商品が沢山並べられていました。ビアカップやタンブラーがあると飲み物がさらに美味しくなって楽しめそうですね。



なかなかのお値段でした。長く使う事を考えれば購入もいいのかな^^
おしまいに


高岡銅器の昔ながらの鋳造技術を受け継ぎながら、伝統を守り続けている様子がよく理解できました。ひとつひとつ職人の手作りで生まれるの商品の仕上がりは素晴らしいものばかり。楽しい工場見学となりました!!



最後までご覧いただき有難うございました。では、また!!


コメント
コメント一覧 (6件)
おはようございます。
これでビールを吞んでみたいと
泡立ち
喉越しが殊更にうまそうだと妄想しております 笑)
朝に雪が降っても
お日様が顔出すと溶けはじめ
春近し津軽の日曜です。
朝弁さん
こんばんは。いつもありがとうございます。
おっしゃる通りですよね~。きっと透き通ったビールの味に変身するのではないかと想像します^^いよいよ2月も終わりますね。春が待ち遠しいです。
こんにちは。
高岡市の銅器づくりのご紹介をありがとうございます。
日本での生産の90%以上を支えると聞いて、驚いています。
何よりそのスタートが江戸時代の加賀藩と聞いてさらにびっくり。
伝統ある物づくりなのですね。
そして加賀藩は石川県だけじゃなかったのですね!?
祖父の年の離れた長兄が屯田兵として加賀藩の支藩の大聖寺藩から入植したので、
加賀藩と聞くと、何となく親しみが湧きます。
スミレさん
こんばんは。いつもありがとうございます。
高岡銅器の伝統技術を受け継ぎながらも新たなデザインなどを進めているのが凄いですよね。
ググったら「寛永16年に加賀藩の第2代藩主前田利常が、次男の利次に富山10万石と三男の利治に大聖寺7万石を割いて、富山藩と大聖寺藩が立藩された」とありました。
今でも高岡は観光面でも金沢と協力し合っていますし、加賀藩との深い関わりを活かしている感じがしますね^^
錫って言ったらメッキや半田のイメージでしたよ。
錫100%で作られたビアカップやタンブラーで飲むと味が変わるんですね・・・(;^_^A
NOBさん
こんばんは。いつもありがとうございます。
錫のビアカップでキュ~ッといきたいですね。きっと美味しくて飲み過ぎてしまうと思います^^