御縁年にお参りする「卯年まいり」

富山県南砺市に鎮座する「越中一宮 高瀬神社」は、古くから越中国の一宮として多くの人々に信仰されています。主祭神である大国主命(おおくにぬしのみこと)は、福の神・縁結びの神様として知られていて、神前式を行う場所としても人気の高い神社です。大国主命(大黒様)といえば、日本に伝わる神話のひとつ「因幡の白兎」。この神社では神話で縁の深いウサギの銅像を設置しています。今年はうさぎ年で、12年に一度の「御縁年」にお参りする「卯年(うどし)まいり」ということで、参拝者が増えているようですね。

境内にはのぼりが設置されていました。今回は「うさぎ年限定の御朱印」も授与されると聞いて参拝させていただきました。
越中一宮 高瀬神社の歴史


御鎮座は遠く神代の昔、また景行天皇11年の御代とも云われています。社伝に御祭神が北国御開拓の折、この地に守り神を祀り、国成りおえて後、自らの御魂をも鎮め祀られ、出雲へ帰り給うたとも伝えられ、のちに延喜式内社、越中一宮として崇められてきました。
公式サイトより引用
越中国の人々は勿論、朝廷の崇敬も厚く、天武天皇の御代に勅使を派遣され、光仁天皇の宝亀11年に従五位、文徳天皇の斉衝元年に従三位、また同年、祢宜、祝等に把笏を許さる。貞観元年に正三位、その後も順次累進、治承4年に正一位を授かりました。
また社頭荘園多く又皇室の御領に宛てられたこともあり、神子屋鋪・鎌倉屋鋪・大宮司田・神子畑等、近傍に残る地名によって、往時の盛大さを偲ぶことが出来ます。
戦国時代には社頭荒廃し、見るに忍びない状態となりましたが、前田藩主の崇敬厚く漸次神威昂揚せられて、明治6年に県社、大正12年に国幣小社に昇格されました。
大正13年には摂政の宮の御使が参向され、大正14年には皇后陛下より「神ながらの道」を奉献され、昭和3年の御大典、昭和16年の宣戦また昭和20年の終戦には勅使の参向がありました。
詳細データ
名称 | 越中一宮 高瀬神社 |
住所 | 富山県南砺市高瀬291 Googleマップ |
電話 | 0763-82-0932 |
参拝時間 | 参拝自由、社務所9時~17時 |
アクセス | 東海北陸道福光ICより車で15分 |
駐車場 | 90台 |
ホームページURL | 公式サイト |
※名称の一部が環境依存文字の為、常用漢字で表記させていただいております。
最新の情報は公式サイトを確認してください。


お参りします
境内


踏みしめると音がするきれいな玉砂利が敷き詰められた境内。玉砂利の「玉」は「魂」「御霊」という意味なのだそうです。また、神聖な場所を清浄に保つためにも敷かれているとも考えられているんだとか。



歩くたびに生まれる「ジャリッ」という足音が、邪気を払ってくれているように感じます。
手水舎




1970年(昭和45年)に伊勢神宮の外宮より御下付されたものです。立派な岩にはコロナ対策のためなのか、竹を設置して水の流れを誘導していました。
拝殿


拝殿が見えてきました。赤い橋の欄干と雪吊りされた樹木のバランスが素敵です。


巨木の森の中に囲まれている拝殿は立派な造りですね。破風のデザインが美しく洗練されています。


拝殿横に「つるし飾り」が結んであります。
なでうさぎ


大国主命が過ちを犯したウサギにけがの治し方を教えて改心させた神話「因幡の白うさぎ」に因んで、2004年に設置されましたのが「なでうさぎ」の像です。



良くなってほしい、癒やしてほしい体の部位と同じところをなでると、ご加護をいただけるそうですよ。
見事な十二支の彫刻








拝殿の欄間に施されている干支の彫刻が見事です。これを見ているだけでも飽きないです^^



井波彫刻で有名な南砺市らしいなぁ~。
さざれ石


国歌「君が代」に詠まれている「さざれ石」は、細かい石・小石という意味で、小石が少しずつ年月をかけて大きな巌になるということから、子宝の石とも呼ばれています。
社務所


大きなお守りが吊るされています。
「卯年まいり」限定の御朱印


御朱印には可愛らしいウサギと神話に登場したガマの穂のイラストがwww。
おしまいに


由緒ある古社へ12年に一度の「卯年まいり」に参拝できました。うさぎを撫でて幸運を引き寄せることができるのかwww。曇り空がこんなに晴れてくれたし、何かいいことありそうな気がしてきましたよ。平日にもかかわらず、人が途切れることなく参拝に訪れていました。皆さん「なでうさぎ」をたくさん撫でていましたよ。願いが叶うといいですね。いろいろあるけど、改めて今年も頑張ろうと思った1日になりました。



最後まで読んでいただき有難うございました。では、また!!
コメント
コメント一覧 (12件)
おはようございます。
いいなあ
あったかそうな神社
季節の移ろいを楽しむ写真。
久々の訪問となりましたが
コロナの後遺症にもがいておりました。
状況を打破したいと
カメラの更新ももくろむ津軽衆です 笑)
おはようございます。いつもありがとうございます。
体調は大丈夫ですか?!周囲はマスクを外していることが増えましたが、まだコロナは終息していないので自己防衛が必要なのですね。また元気に素晴らしい絵をアップ下さい。楽しみにしております^^
おはようございます。
この寒波で色を失った津軽
そちらも勝手に雪あるイメージでしたが
お正月でも全くないんですね。
今日もこれから除雪作業
冷え込む津軽の訪問者です 笑)
匿名さん
こんにちは。コメントありがとうございます。
寒波が来る前は雪が残っていませんでした。今はたくさん積もっていますよ^^
全体的に積雪は少なめの今シーズンとなっています。
おはようございます。
「卯年まいり」ですか。うさぎ年の御縁年にお参りするのですね。
どうも幼稚園からキリスト教に染まって、神社にお参りをするようになったのはおとなになってから。
いろいろな習慣があるのをひとつづづ覚えて、それなりに学んだつもりがまだまだ知らないことが。
「なでうさぎ」が、とっても可愛いですね!!
スミレさん
こんばんは。いつもありがとうございます。
なでうさぎ可愛らしいですよね。見た目と触った感じでは頭が一番ツルツルしていましたよWWW。卯年まいりは12年に1度なので貴重な御朱印もいただけました。
今年の干支ですからウサギにまつわる神社は人気でしょうね!
富山県って大きく立派な神社多いですね!
匿名さん
こんばんは。コメントありがとうございます。
この神社ですが、卯年の参拝者は多いそうですよ。富山の神社巡りは楽しいです。
こんにちは。
私も今、うさぎに関する神社の参拝記をアップしたところです。
うさぎはもともと可愛い生き物ですし、由来のある神社仏閣も多そうですね。
清々しい写真を拝見しながら、こちらにもお邪魔してみたくなりました。
そふぃあさん
こんばんは。いつもありがとうございます。
アップされた記事を拝見させていただきました^^素晴らしい内容で興味深く読ませていただきました。卯年ですから飛躍の年になればいいのですが、いろいろと難しい時代になりましたね。平和が一番!!
おはようございます。今年はうさぎに関連した神社へお参りする方が
多かったようですね。私も調べてはみたんですが、近所には見つかりませんでした。
注連縄の飾り方が独特で立派ですね。「つるし飾り」はとても可愛いですね。
べり~*さん
こんばんは。いつもありがとうございます。
この神社は呉西(富山西部)では有名なんですよ。つるし飾りも時期によって内容を変えているようです。なでウサギは頭がすべすべでした^^。